ご注意・ブレーキはあなたの命と直接係わる大切な部品です。
全く経験の無い方、整備に自身が無い方は決して一人で行わないように!
事故っても責任取れません。
購入時の状態です。多分ピストンが固着していたので、パッドをリリースするためにキャリパーをぶっ叩いたのでしょう。
普通このような時はプラハンで叩くのセオリー。金属ハンマーで叩けば写真のようにキャリパーがボロボロになります。
この状態からもかなり頑固なピストン固着が予想できます。
分解時の写真を撮り忘れましたが、これがリアマスターシリンダー
本体です。少しずつオイルが漏れていたようで、サークリップの溝に劣化したオイルのカスが溜まっています。
また本体の塗装も腐食しています。
まずはピストンシール・ダストシールにモリブデングリスを少量塗り、
それぞれ溝に組み込みます。
スライドピンを組み込む画像は、余りに手がグリスで汚くデジカメを
触れなかったため撮影不可。パッドを組み込み、キャリパー完成です。
ピストンはCRCを吹きつけ、1500番の耐水ペーパーを軽く当てます。
気合を入れて磨き過ぎるとオイル漏れを起こすかもしれないので軽くね。
ステップホルダー・リザーバータンクをフレームにセットします。
ブレーキスイッチを忘れずに。
ホースをキャリパー及びマスターシリンダーにセットします。
カラーアルマイトのバンジョーボルトと比べて、ステンは落ち着いて
見えます。
右に見える汚いショックのリザーバーは見なかった事にしてください。
そしてエア抜きをします。これを怠るとあの世まで止まらないバイクに
なります。右側に写っているお尻は小生のものではなく、世話になって
いるバイク屋のオーナーのものです。
これが完成した全体像です。
当然の事ながら引きずりも無く、リアタイヤがスムーズに回ります。