ヘッドオーバーホール(準備編)
カムホルダーネジのヘリサート加工に出していたヘッドがショップより戻ってきた。
取り合えずは外見を綺麗にするためにサンドブラスト。しっかりと布テープで養生します。
中略
いきなりであるがポート研磨である。ポートの形状などはショップそれぞれにノウハウがあるようだが、もちろん小生にはわからん。削り過ぎると元に戻せんので鋳肌を均す程度でカンベンしてやる。
リューターでこの程度まで削ったらペーパーで適当に仕上げる。鏡面仕上げにする暇はない。
続いてバルブシートのすり合わせ。
シートが当たる部分にバルブコンパウンド(細め)を塗り、すり合わせをする。
ネットで時々すり合わせに光明丹を使っているのを目にするが、光明丹は当たり具合をチェックするためのものであり、研磨剤は入っていないから幾らすり合わせても当たりは多分出ませんから〜。
タコ棒の使い方であるが、昔から両手で挟んで回しいる写真を見るが、やって見ると結構やりづらい。
左の写真のように、親指と中指でクルッと回しながら人差し指で叩きつけるようにするとやりやすい。
ある程度すり合わせたら、あたりをチェック。
光明丹をオイルで溶きバルブに薄く塗る。
そのままヘッドに取り付けそっと抜く。
バルブ当たりの様子である。
当たり幅は1.4ミリと規定値を少し超えているが、気にしないこととする。
(良いのか?)
しかしこれはアカン。1番のインテークバルブであるが、当たり幅が極端に違う。
試しにバルブを通常通りに組み込み、ガソリンを燃焼室に注ぎリークテストをしてみる。
5分ほどして見てみると、やはりポートにガソリンが溜まっている。
バルブシートカット決定!