ヘッド組立準備
カムラインの修正やシートカットなど、諸々の加工に出していたヘッドが戻ってきた。
組立前の最終チェック・調整をする。
先ずはカムラインのチェック

バルブを取り付けずにカムとカムホルダーを取り付ける。
カムメタルにオイルを塗るのを忘れずに。

規定トルクで締め付けてカムを指で回してみる。スルスルと指の力だけで回ればOK。

もちろんカムホルダーの雌ネジは16箇所全てにヘリサート処理をしているので、安心してトルクが掛けられる。
バルブフェイス研磨とバルブシートカットをしているので、改めて軽く摺り合わせを行なう。

摺り合わせの後、バルブを組みリークテスト。

10分経過後ポート内をチェックしてみるが、漏れている様子はない。

当然このあと光明丹で目視チェックもするが、当たり幅1.0ミリ前後でOK。
バルブクリアランスも予め調整しておきます。

バルブシート&フェイスカットをしているので、当然クリアランスの値は小さくなっています。

全てのバルブが概ね0.15〜0.2ほど詰っていたので、シム8枚をオーダー。1枚700円×8枚。
2バルブエンジンで良かった。

クリアランスだがメーカーの指定値は0.05〜0.15であるが今回は少し広めに、0.15のゲージは入らなく0.1が入る値にした。

調整が終わったらヘッドカバーとの当たり面を軽くオイルストーンを当てて準備完了である。