ヘッド搭載
さて、いよいよヘッド搭載である。
先ずはシリンダー上面を綺麗に脱脂して、アイドラーや変形Oリングを取り付ける。
シリンダーガスケットはワイセコ付属のものが1枚もので使えず、ある方からご教授いただきGPz1100のガスケットがボアがほぼ同じであるために使用した。
ヘッドを載せたらタイミングマークを1.4Tにあわせてカムを載せる。
EXカムスプロケの合わせマークをヘッド上面に合わせ、カムチェーンを引っ張り上げてスプロケに噛ませる。
次にINカムスプロケの28番を合わせてカムホルダーを取り付け。
トップアイドラーを仮止めしたら、ハンドクランキングして確認。ハンドクランキングで異常に重かったりした場合は無理に回さず、組み間違えが無いか確認すること。
間違えが無ければ多少の抵抗があるものの、比較的軽く回るはず。
なお写真ではプラグが付いているが、ハンドクランクの際には外します。
異常が無いことを確認したらトップアイドラーを外して28番ピンをもう一度確認して、アイドラー取付ネジにネジロックを塗り規定トルクにて取り付ける。
そうそう、クラッチプレートを忘れてました。
新品クラッチプレートをオイルを塗って取付。
組み順だけ間違えなければ(プレートは全部で3種類ある)それ程難しい作業はない。
ヘッドカバーを閉じる前に両カムシャフト部分にオイルを適量流し込みます。
ヘッドカバー合わせ面を脱脂して、ガスケット両面に液体ガスケットを薄く塗り、ヘッドを閉じます。
さていよいよキャブ・マフラーを取り付けて火入れの儀式である。