火入れの儀式
キャブ・マフラーを取り付けて待望の火入れである。点滴タンクに燃料を入れて準備完了。
セルを押す前に再度確認。
カムタイミングOK
エンジンオイルOK
プラグコード位置OK
先ずはオイルを全体に回すつもりでキックを数十回。しかしオイルランプが消えない。
一旦プラグコードを外し、セルを長めに数回押してみるが油圧が出ない。まさかオイルラインのOリングを
付け忘れたか?
面倒であるが入れたオイルを抜き、オイルパン・オイルポンプを外して確認するが問題なし。
油圧が出ない状態であまりセルを回したくない。よ〜〜く考えよう。
クランクケースのOリングも入れた(組立時の写真で確認済み)。オイルポンプのOリングもOK。
オイルポンプの動作も確認済み。問題点はない!
もしかして油圧が出るまで相当セルを回さなければならないのか?
意を決して十数秒セルを回す事3回目、やっと警告灯が消えた。
よし!
改めてプラグコードを付けて、いよいよスイッチオン。
キュルキュル・・・ボッボッッボーーー かかった。
しかしどうも音がおかしい。マフラーを触ってみるが3・4番に火が入っていない。
暫し考える・・・・・もしかして3,4番を逆に付けたか??
ハイ、私の単純ミスでした。
コードを逆に付けると4気筒とも火が入りました。
しかしアイドリングはするものの回転落ちがすこぶる悪い。アクセルを少し煽ると4千まで跳ね上がって暫く回転が落ちてこない。2次空気を吸っているのか?
アイドリング状態でキャブ周りにパーツクリーナーを吹いてみるが変化なし。
スロー系の詰りかとも思い、キャブを全バラしてキャブクリーナーに一晩浸けてみるも変化なし。
頭に来て買っちゃいました、CR29。
チョット高めだが、こちらのエンジンの仕様に合わせたおおよそのセッティングで出荷してくれるのと、電話でセッティングについてアドバイスが受けられるとのことで、世田谷の某ショップから購入。
で、キャブ変えてエンジン掛けたらピッタリと症状が治まった。
やはりキャブは消耗品なのか?
予定外の出費でつらいところであるが、まあいずれは換えるつもりだったし、色々悩む時間を圧縮できたので良しとする。
さて、キャブも変えてアイドリング・レーシングとも解決し、改めて火入れをする。
そして油温80℃くらいまでエンジンを暖めたうえで、翌日まで完全に冷してヘッドナットを増し締め。
オイル漏れをチェックしたが今のところ大丈夫な様子。
さて外装を完成させて、いよいよ慣らし走行の開始じゃ〜。