ステムベアリング交換
渋滞などでの低速走行が何となく走りづらい。どうもステムベアリングが逝っているようなので交換する事にした。
純正のベアリングはとっても高価なため、ネットでベアリング自体の打刻ナンバーを調べて、ベアリング屋へ直接注文した。
アッパーベアリング608円・ロワーベアリング664円。
ところがアッパーベアリングはホンダ専用品で、内径が1ミリ違うらしい事があるサイトでわかった。まあ、アッパーだから後で簡単に替えられるから取り合えずばらしましょう。
先ずはフロント周りを全てバラシマス。
全て取り外すのに1時間半もかかってしまった。

ホイル等が付いている状態で左右にハンドルを切ってみたが、何とな〜く引っかかるかな?って感じ。
しかし三又だけの状態で動かしてみると、センターを境に「ゴリッゴリッ」やっぱベアリングが逝っている。
全て取り外したら圧入されているアウターレースを外します。
サービスマニュアルには専用工具で取り外すと書いてあるが、そんな工具は有りません。
ドライバーのオバケのようなスペシャルツールで叩き出します。
ロワーのインナーレースはタガネを外したので、アンダーブラケットが少し傷ついてしまった。
ロワーのインナーベアリングを挿入し、グリスをタップリ塗りこみます。
新しいアウターレースを打ち込みます。
写真のように古いアウターレースを乗せてその上から叩き込みます。
斜めに入らないように少しずつ叩き込みます。
叩き込んでいる時は鈍い低い音ですが、定位置に達すると甲高い音に変わりますので、そこで打ち込みを止めます。
ロワーのアウターレース、挿入完了。
さて問題であろうアッパーベアリングですが、やはりダメでした。
写真左は古い純正のベアリングでココまで入ります。
写真右は今回購入の新品ベアリングですが、ココまでしか入りません。
しゃーない、インナーは再利用しよ〜っと。
古いベアリングを良〜〜く洗浄して、タップリとグリスを塗り込んでセットします。
後はサッサと組み上げましょう。
夕飯までに終わらせないと嫁さんに怒られる。
残念ながら夕飯には間に合わなかったが何とか作業終了、早速試乗してみる。

先ずは渋滞を想定しての低速走行・・・・う〜ん、乗りやすい!
そのまま八の字で連続切り返し・・・・う〜〜〜〜ん自分の腕が上がったような錯覚がする。
何か切り返しがとても軽くなった気がする。
ベアリング交換でこれだけフィーリングが変わるという事は、次はホイルベアリングの交換かな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 続 編 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
緊急避難で再使用したアッパーベアリングですが、新品が入手出来たので交換します。
入手した純正アッパーベアリングです。
こんなんで1790円もします。
今回はアッパーのインナーレースだけの交換なので、横着してこの状態で交換します。
タップリとグリスを塗り込み取り付けます。