ETC装置を取り付けてみよう!
ご注意
今回の計画の実行に当たっては以下のリスクが存在します。

1)現在四輪用の車載機では二輪車のセットアップは出来ません。そこで今回は知人の軽自動車でセット
  アップをしています。二輪車と軽自動車は同じ通行料金なので、通行料金を不法に逃れている訳では
  有りませんが、法的に問題が有る可能性も否めません。(首都高速道路株式会社のHP)

2)四輪用の車載器の流用であるため、場合によっては正しく作動しない可能性が有ります。

参考にされる方は上記リスクを念頭に入れて、自己責任でお願いします。
平成18年11月より、いよいよ二輪用ETCが本格的にスタートした。
しか〜し! 機器が高い(3万円)、アンテナがデカイなど、購入するには(自分的には)問題が多い。
ネットで二輪のETC搭載に関して調べてみると、四輪用の機器を流用して二輪に取り付けしている方が結構いらっしゃる。最近は四輪用車載機の値段が下がり、オークションなんかでもセットアップ料込み
で数千円で販売されている。(ワタクシは某サイトでタダで入手しました)
後はどのようにしてセットアップして取り付けるかです。
先ずはアンテナを取り付けるための台を作ります。
フェンダーレス化した時の残り材料(1ミリ厚のアルミ板)で作製。
切り出したらL字に曲げて、角をグラインダーで削って整形します。
出来上がり。
下に見える黒いアングルは、デイトナ製ブレーキマスターの別体タンク用ステーです。
今回唯一お金を出した部品です。(840円也)
台をミラーの根元に取り付けます。アンテナは両面テープで貼り付けてあるだけです。
今回は防水性を全く考慮していません。
まあ壊れたらその時に考えます。
さて次は車載器の電源の取り出しです。イグニッションオンで電源が入れば良いのだが、オリジナルのハーネスは、なるべく切断したくない。さりとてサービスマニュアルの配線図と睨めっこするも良い方法が見つかる訳でもない。
そんな折、ネットで知り合ったある方から良いアイデアを頂きました。
私のCBはパイプハンドルに変更した時に、トップブリッジのヒューズボックスをサイドカバー内に移設してあります。
左の写真はその移設用のヒューズボックスとロング配線です。
この配線のカプラーに加工をして電源を確保します。
ヒューズボックス出力側の三極カプラーです。
この中の4番ヒューズに繋がる平型端子に細工をします。

端子の抜け止めのツメを精密ドライバーで押さえながら、端子を外します。
外したら既存の端子を切断します。
ETC電源用コードと一緒に新しい端子でカシメます。
カシメたら元通りにカプラーに収めます。
これで4番ヒューズの配線からイグニッションオンで電源
が取れます。
車載機本体はリアカウルの小物入れに収納します。
電源・アンテナコードを通すために、小物入れに穴を
開けます。

そして車体に取り付け、電源・アンテナコードを配線
して完了。
配線時の写真は取り忘れです。
さて、電源がきちんと入るか確認します。
イグニッションをオンにすると、アラームが3回鳴り、
LEDが赤く光ります。
プチプチクッションは防振・防水のためです。
カードを差し込むと2回アラームが鳴り、LEDが緑色に変わります。

あとはゲートが無事に開くか、身を挺して検証です。